2014年8月27日水曜日

TRUNK COFFEE

2014年8月1日、名古屋は高岳のオフィス街に颯爽と現れたTRUNK COFFEEにやって来ました。


 詳しい内容はこちらの記事にある通り。


 こちらを読めばある程度どういうお店かわかると思います。ので、今回はこの店が名古屋においてどういった存在になるのかを、少し。

 このお店、名古屋で主流となっている喫茶店文化とは大きく違った文化を引っさげてきています。

 いわゆる喫茶店やカフェは、飲食店という見方が強いですが実のところその本質は、空間を提供する店、です。もっと言うと空間と時間ですね。極端な話、飲食物を提供しなくてもその店特有の空間と時間を提供すれば喫茶店というのは成立するんです(実際は飲食物、特に食べ物が空間とセットになっている事が多いですが)。

 一方こちらのTRUNK COFFEEは美味しい珈琲を飲むことを本質としてます。珈琲屋さんなんですね。突き詰めると、商品は「良い豆」と「良いバリスタ」の2つだけに洗練されているわけです。


 上の写真はこの日提供されていた豆の種類です。まずはこの中から好きな豆を選びます。わからなければ店員さんに相談して自分にあった豆を選んでもらいましょう。

 更に二種類の抽出方法を選ぶことができます。
 まずひとつは一般的なペーパードリップ。そしてもう一つがエアロプレス方式。


 

 私も初めて見る方式なのですが、簡単に言うとドリップ方式が重力を使って抽出するのに対してこちらは注射器のように空気圧をかけて抽出します。ドリップ方式よりもより豆の特徴がはっきりと出るんだそうです。これだけでも、こだわってる!という感じは伝わると思います。

 もちろん、店内は狭く、カウンターと数席の小さい椅子しかないながらもこだわりを感じる家具が置いてありますし、コーヒーだけでなく、パンやビールなんかも置いてあります。しかし、それらがなくても、コーヒーさえあればTRUNK COFFEEはTRUNK COFFEEであり続けられる。そんな感じがひしひしと伝わってきます。複合的な要素で価値を作っている店とはかなり違います。

 マスターがおっしゃるにはコーヒーさえ頼んでくれれば食事の持ち込みもOKだそうで、こういうところからもこの店の本質が伺えます。

 と、ここまでTRUNK COFFEEがほかの喫茶店とは違う、という事を書きました。
 しかしよくよく考えてみると、確かに名古屋の喫茶店は空間だったり、あるいは食べ物なんかで目立っているところが多いのは事実ですが、その陰で美味しい、こだわりのコーヒーを出してくださる店も大勢あるんです。
 それは店内に焙煎機を構え、様々な豆を取り揃えた喫茶店だったり、コンビニコーヒーのように手軽で安いコーヒーを提供してくれる珈琲豆問屋さんだったり、パッと思い浮かべただけでもキリがありませんが、どこも美味しいんです。
 ですが、前者は初めに書いたとおり、空間とセットになっている店も多く、あるいは堅苦しく敷居が高く感じる店も少なくありません。店に入るところからなんだか仰々しいお店もあります。(そもそも、特に名古屋の喫茶店は非常に閉鎖的であり、それが長所だったりもするのですが)
 後者は手軽であり、コーヒーそのものを売っていますが、豆の種類や抽出方法を選んだりする余地がほとんどありません。

 一方ここは気軽に入れるオープンな雰囲気があります。
 また、コーヒーに対しての強いこだわりがあります。

 そう、TRUNK COFFEEは「手軽」に「こだわる」お店だったんですね。

 ここまで突き詰めると、この店が新しい文化を持ち込んできたという意味がわかってきます。

 気軽に入店しつつ、
 「マスター、今日なんか良い豆入ってきてない?」
 こんな感じが理想でしょうか。

 あとは取り扱っている豆が全体的に酸味を基調とした種類が多く、コーヒーというよりもまるでフルーツジュースのような感じなのも面白く、こういうコーヒーを楽しんだことない人にとってはかなり衝撃的かも知れませんね。

 こんな感じのTRUNK COFFEE。閉鎖的な名古屋の喫茶店文化に一石を投じることになるでしょうか?是非そうなってほしいですが…うーん!!
 記事を拝見し、実際にこちらにお邪魔してマスターのお話を伺った際、かなり色々な思いが渦巻いたので、ちょっと今までと違った記事を上げてしまいました。全然書ききれてはいないのですが。

 最後にちょっとカフェガジェらしいネタを。






 上の写真は狭い店内の中で堂々と場所をとっている焙煎機。
 最新型で、LAN接続が可能。焙煎作業をなんとiOSから操作できるらしいですよ!かっこいい!